BirdWatching
 

●三番瀬(船橋海浜公園)

<交通>
JR総武線または京成線船橋駅から船橋海浜公園行きバス20分
駐車場あり(海浜公園有料駐車場利用)

 
■周辺の様子

三番瀬というと正確にはもっと広い範囲をさすようですが、海浜公園前の干潟を観察するのが一般的です。春秋の渡りの季節はもちろん冬のカモたちや夏のコアジサシなど一年中楽しめます。防泥提が左右にありこの間を観察します。また防泥堤の上を歩いて観察するのも良いと思います。干潟の中に入る場合は長靴が必需品となります。

海側だけでなく後ろの草むらには季節によってモズ、オオヨシキリ、カワラヒワ、ヒバリなどもみられますので見逃さないようにしましょう。

■撮影ガイド

シギチを撮影するには一般的に長いレンズを必要としますが、干潮時から徐々に潮が満ちてくる時はこちらがじっとしていれば意外に近くまできてくれます。ここは海側に向かって撮影するとほぼ一日中逆光となるので露出には注意しましょう。向かって左側の防泥堤から船橋側には冬場たくさんのカモ類がみられます。コクガンやホオジロガモなどが見られるときもあるので丹念に探しましょう。

冬場は特に海水がきれいで東京湾とは思えないほどです。こんなところもうまく表現できれば良いと思います。干潟の模様がきれいに写せる時もあるので、自分の足跡などつけてしまわないように気を付けましょう。

■ひとこと

海岸ですので当然の事ながら日や風を遮るものは一切ないので夏の暑さ対策や冬の防寒は十分すぎるほどの体制で臨みます。春の渡りのベストの時期は潮干狩りの人が沢山いるので注意が必要です。 GWや大潮の土日の昼頃が干潮になる日は避けた方が無難かもしれません。防泥堤の上から釣りを楽しむ人も沢山いるので、テグスなどが落ちている事もあります。気がついたら拾って帰りましょう。

●東京港野鳥公園

<交通>
モノレール流通センター駅下車徒歩15分
JR大森駅、京浜急行平和島駅から京浜島、昭和島、城南島各循環バス10〜20分,野鳥公園下車
駐車場あり

 
■周辺の様子

大きく2つのブロックに分かれていてネイチャーセンター、潮入りの池、東淡水池のあるブロックと自然生態園、西淡水池のあるブロックがあります。ネイチャーセンターには日本野鳥の会のレンジャーが常駐していて鳥のこと、園内のことを聞くことができます。春秋の渡りの季節は潮入りの池や東淡水池でシギチを、冬は西淡水池のカモたちを眺めるのが楽しい公園です。

■撮影ガイド

○潮入りの池

2号観察小屋からはシギチが最も近くから撮影できる場所です。潮によってはまったく撮影できない事もあるので要注意。レンズは500mmで十分です。午前中は逆光、午後は順光(やや斜光)となります。シギチの他はカモ、カモメ類、カワウなどの撮影ができます。

○東淡水池

観察窓から池までは少し距離があり、長いレンズが必要です。カモ類のほかにサギ類が多くダイサギ、コサギ、アオサギが観察できます。池の中央には島があり、ここをうまく使えば写真になりやすいようです。

○自然生態園

学習センター前の広場は鳥影は少ないものの背景処理がしやすく撮りやすい場所です。夕方にはムクドリなどが降りてきてエサをついばむ姿がよく見られます。冬にはジョウビタキがあらわれ、学習センターの屋根にとまっていたりします。

○西淡水池

冬のカモの季節以外は鳥が少なく面白みはありませんが、冬はおすすめです。木々に囲まれているので背景処理は容易です。夕方は左手やや後ろ側からの斜光となります。手前の杭にカワセミがとまることもあり、短いレンズもあると対処しやすいと思います。

■ひとこと

比較的軽装備で出かけるときも多く、ボディ1台と100-400mm1本という事が多いです。カメラマンにも人気のスポットですので、渡りの時期の土日は撮影場所に苦労するかもしれません。そんなときはあきらめて自然生態園の方にまわると落ち着いて撮影でき、意外に良い写真が撮れたりします。なお園内は指定場所以外は禁煙ですので愛煙家の方はご注意を。

●谷津干潟

<交通>
JR京葉線南船橋駅下車徒歩20分、JR津田沼駅よりバス津田沼高校前下車徒歩10分
駐車場あり

 
■周辺の様子

JR南船橋駅から千葉方面へ向かって国道沿いを歩いていくと干潟が見えます。駅から干潟までは、特に見るべきものはありません。初めて谷津干潟に行かれる方はまず自然観察センターへ行くのが良いと思います。

春、秋の渡りの季節が賑やかですが、冬のハマシギも見所です。そこだけ取り残されたように残っている干潟ですので、干潟の背後などは特に気を付けなくても大丈夫でしょう。
自然観察センターから見える池は、毎年カルガモなどが繁殖していて、ガラス越しに間近に見ることができるので、繁殖期にはぜひ見に行きましょう。

■撮影ガイド

コンクリートの壁に四方を囲まれたような所ですので、周りの景色を入れて雰囲気良く撮影するのは、難しい場所です。また、上から見下ろすようなアングルになるので、背景が単調になりやすいので、波や干潟の模様などを上手に取り入れて変化をつけるのが良いと思います。

珍鳥もよく出る場所ですが、そのようなときは沢山人がいるところにとりあえず行ってみて、情報を収集するのが一番確実です。有名探鳥地ですので、カメラマンも沢山います。
レンズは長いほど楽に撮影できますが、干潟の真ん中あたりにいる鳥は、どんなに長いレンズがあっても撮影できないので、持っているお気に入りのレンズで、撮れるところだけ撮るのもいいでしょう。自然観察センター側から撮影すると、昼間は順光で夕日は南船橋駅の旧ザウスの方向へ沈んでいきます。

■ひとこと

干潟に降りる事は不可能ですし、観察路は全て舗装路ですので、靴は何でもOKです。一箇所で粘って撮影するのなら問題ないですが、干潟の周りを一周すると結構距離がありますので、軽量でのぞみましょう。自然観察センター側が一番人気ですが、その反対側は意外に人が少ないので、のんびり撮りたい方は、そちらの方が良いかもしれません。駐車場は時間になると出られなくなってしまうので、車で行く方は、時間の確認をしましょう。

●多摩川河口

<交通>
京浜急行大師線小島新田駅下車徒歩15分
駐車場なし)

 
■周辺の様子

小島新田駅を背に左に道をまっすぐ行くと多摩川の土手に突き当たります。途中国道を越えたところから道路沿いに公園が続いています。ここから探鳥の始まりです。
土手に登ってからまず大師橋の方を眺めじっくりと観察してから下流側に移動します。川ばかりに気をとられると背中側の木にいる鳥たちを見落としがちなので注意しましょう。

春秋の渡りの頃が最も楽しい時期ですが冬のカモなども多く、夏はカニの観察も楽しめます。干潟に降りるのなら長靴が必要ですが、土手から観察する人が多いようです。

■撮影ガイド

土手から川まではかなり距離があるので、できるだけ長いレンズを持っていくようにしましょう。土手から一段降りたところからが一番撮影しやすようです。干潟に降りれば距離は近くなりますが土手から観察する人も多くいるのでお勧めしません。シギチの観察は当然干潮時にするのですが、なぜかここは潮があがってくるときは一気に満ちてしまうので、干満の時間には気をつかいましょう。

川はお世辞にもきれいとは言えないので出来るだけきれいに写すために晴天の日の空の青が川面によく反射する角度を選んで撮影します。ベルビアなど発色の派手なフィルムを使って青の彩度をあげる手もよく使います。光線は日中は順光で午前中は下流側が、午後は上流側が逆光になります。

■ひとこと

歩く距離が比較的長いので重装備の時は体力がいります。極力長いレンズを持参すると良いでしょう。観察が目的ならば、双眼鏡では苦しいのでフィールドスコープが必要となります。土手の上の道は幅が狭く、犬の散歩やジョギングする人もいますので三脚の足に注意しましょう。日本野鳥の会神奈川支部の探鳥会も開かれているので、まず参加してみるのもいいと思います。

●神奈川県立三つ池公園

<交通>
JR京浜東北線鶴見駅下車,西口より臨港バス「寺尾中学入口」「三ツ池公園入口」下車
駐車場あり(有料)

 
■周辺の様子

三ツ池公園は,その名の通り三つの池を中心とした公園でそのまわりを山に囲まれています。住宅街のなかにある公園なので,特別珍しい鳥はいませんが,ソメイヨシノを中心とした約1000本の桜がとても見事な公園です。

この公園には毎年桜の咲く時期に撮影に行き,桜とシジュウカラや,桜とヒヨドリなどの撮影をします。一番のお勧めはやはりこの時期です。また,冬にはカモが集まってきます。キンクロハジロ,ホシハジロ,オナガガモ,マガモなどが見られます。

また,カワセミもこの公園の人気者で必ず撮影している人がいるので,すぐわかると思います。
その他の鳥たちは山の林の中に入っていくと見られますが,シジュウカラ,ヒヨドリ,ムクドリ,オナガ,コゲラ,メジロ,ツグミなどが主なところで,コジュケイの声を聞いたことがあるのですが,視認はしていません。

■撮影ガイド

気楽に散歩に行くような気分で撮影に行くので,長いレンズを持っていくことは,ほとんどありません。すぐ目の前の桜の木に鳥達が集まり,一生懸命桜の蜜を吸っているので,短いレンズで充分です。

カワセミの写真はここでは撮影した事はないのですが,500mm程度でとどくと思います。ただ,おそらく日陰になっている時間が長いと思われるため,デジカメの場合は感度を上げて撮影しましょう。

カモたちは,公園に散歩にきた人たちがよくエサをやっているので,間近で見られます。図鑑写真の撮影などにはもってこいの場所です。作品的に仕上げるためには都市公園の池の大半がそうですが,池の水が緑色なので,これをどうするかにかかってきます。逆光気味に撮影して色を飛ばしてしまうか,アンダー気味に撮影して深緑〜無彩色に持っていってしまうなどの手段をよく使います。
池の周りはぐるっと一周まわれるので,光線状態は好きなように変えることができます。

■ひとこと

桜の時期がお勧めですが,当然ながら花見の人たちで大変な混雑となります。満開時の土日は普段サッカーグランドになっているところが臨時駐車場になりますが,それでもすぐ満車になってしまいます。人が多いと撮影もできないので,私は早朝に訪れ午前9時か10時には帰るようにしています。

カワセミは池のほとりの枝によく止まっているようです。ここで撮影している人たちは,遊歩道の柵を乗り越えてカメラと三脚を枝のそばにセットし,リモート撮影しているようです。こういった撮影方法を否定するつもりは毛頭ありませんが,この場所に関していえば,立入禁止区域となっているところですので,ここでは柵の中に入らず,柵の外から撮影しましょう。